いつも弊社スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のブログ担当は「設計課」です。
製造現場や設備の安定稼働に欠かせない「制御盤」
設計課では、制御盤のハード設計だけでなく、PLCやタッチパネルのソフト設計まで一貫して対応しています。
制御盤とは、設備の装置の動きをコントロールするための“頭脳”のような存在。
設計課では、お客様のご要望や現場の環境を丁寧にヒアリングし、設備や装置が安全かつ効率的に動作するよう設計をおこなっています。
今回は設計課におけるCADオペレーターの大まかな業務の流れを紹介いたします。
CADオペレーターの業務紹介
CADオペレーターの業務は主にハード設計を行います。
① 依頼をうけて図面を作成します。
一言で図面といっても、盤外形図,盤内配置図,回路図,部品表,板金図といった制御盤を製作する上で全ての情報をまとめたものになります。
➡作る人にも使う人にもやさしい制御盤を目指して、“作りやすく、使いやすく、見やすく、分かりやすく”をモットーに図面を描いています。
② 図面を提出し確認してもらいます。
➡図面を提出して「これでバッチリ!」…と思ったのも束の間、帰ってくるのは赤ペンの嵐。
修正して、また提出して、また直して…エンドレスリピート!もはやこれは、“図面版・無限ループ”
③ 図面OK指示が出たら、調達課に部品手配の依頼をします。
図面作成時に必要な部品を選定し部品表を作成。それを基に部品手配依頼をします。
➡品番ひとつのミスが、すべてを狂わせる-
納期はズレる、現場は止まる、信用もガタ落ち…取り返しがつかないレベルのダメージ。
だから部品表を作ったら、最低3回は確認!
④ 製造課による盤製作が始まると、図面修正の指示が入ります。
➡図面は現場の人と話す「無言の会話」迷わせず、間違えず、すぐにわかる図面を描く!
図面の改善は“現場の生の声”がカギ!地道なやり取りが見やすさの秘訣。
つまり、図面は一人で描いて終わりじゃない!現場の声を聴き、改善を重ねていく「共同作業」なんです。
⑤ 最後の修正が終わり、最終図面として出図されるまでが一連の流れになります。
➡図面は情報の集まりだけど、情報を「ただ詰め込む」だけじゃなく、技術で「見やすく整理」して、気配りで「読み手の迷いをゼロに」して、そして現場の声を取り入れて「使いやすくブラッシュアップ」
以上、設計課におけるCADオペレーターの業務を紹介いたしました。
CADの前に座っている時間が長い仕事ですが、今日も図面とにらめっこ。
制御盤設計の現場は、日々の積み重ねと細やかな気づきの連続です。
設計課では、これからも現場のニーズに寄り添いながら、最適な制御盤の提供を目指してまいります。
引き続き、弊社スタッフブログをどうぞよろしくお願いいたします。
※先輩社員紹介に設計課のメンバーへのインタビュー記事もございます。
ぜひご覧ください。